宗教法人 真宗大谷派 有隣寺

お知らせ

2020年05月05日(火)

見えないオバケ

お知らせ

まだ、見ていないオバケに怯えること
まだ、見ていない強者と向き合うこと
まだ、見えない未来に歩むこと
それは、とっても不安で、しんどくて
何時でも、今にでも、涙があふれそうだから
上を見て、いま、目に映る空を仰ごう
そして
それでも
泣きたい時は
お寺に来てください。
誰もいない
誰でも来て良い、この場所で
涙を止めずに
思いっきり泣いてください
頑張っているあなたを
踏ん張っているあなたに
頑張れ なんて言いません。
よしよし
よしよし
と阿弥陀様はあなたを願っています

泣いたら
きっと、覚悟ができるから
覚悟ができたら、未来は必ず広がる。
大丈夫
大丈夫

2020年05月04日(月)

優しさを思い出して

お知らせ

ウィルスは差別のための道具ではない。
ウィルスを運んだから
ウィルスにかかっているから
といって、
特定の国を 特定の人を
蔑んだり、憎んだり
足並みを揃えない人を中傷したり
不安だけれど
不満だけれど
しんどいけれど

悪者を
わざわざにつくらなくてよいはず。
そして、
他者を指差さず
今の自分と向き合おう。
優しい眼差しを思い出そう

2020年04月29日(水)

お寺は開いています

お知らせ

不安がつのると不満になって、不満が重なると、憎しみにつながります。だから、いま一度、仏様の前で手を合わせて、静かな時をつくりましょう。
有隣寺の本堂は毎日開けてあります。
もちろん、万が一という事もあるかも知れません、けれど、出来る限りの万全の対策は取ってあります。
お家にいる事で、閉塞感に苛まれたら、本堂に手を合わせに来てください。
阿弥陀様が、貴方を大事、大事と教えてくださいます。

2020年04月28日(火)

『日本のものすごい10人の住職』刊行のお知らせ

お知らせ

画像(135x180)・拡大画像(480x640)

興山舎さまより、『日本のものすごい10人の住職』が刊行されました。ご所望の方は当寺院までお知らせください。

2020年04月16日(木)

今すべきこと

お知らせ

情報過多が不安を煽る
今すべき事は、いっぱいいっぱいになった頭を休ませて
メディアを通さず、自分で考える時間を持つ。そうすれば冷静さを取り戻す事ができる。
冷静になれば、自分が何をすべきがが、ちゃんと見える。

二月に西帰した妹は
病床で
「夜が怖い」と泣きました。
「このまま寝だら目を開ける事なく死んでしまうかもしれないから」
朝、目を覚ますたびに、「ありがとう、死んでなかっ。生きてた。有難い」と喜びました。

わたしが生きるために
ともに生き抜くために
いのちを救うために

出来ること 控えること

おどらされず、一旦、止まって、考える。

不安が不満を
不満が憎悪(差別)を生んではならないから。


〜 「神奈川県医師会から神奈川県民のみなさまへ」と公開された文章〜
  
◆侮らないで◆

連日の報道で、親も子供もストレスで大変ですとマスコミが取り上げています。だから、ストレス発散のために、外出したいという気持ちもわかります。爆発的な感染拡大に若い人たちに危機感はないのは当然かもしれません。若い人は感染しても比較的軽症ですむとの報道があるからです。しかし現実は違います。若い人でも、重症化して一定数以上は死亡するのです。現実を見つめてください。

もし、自分の知り合いの人がコロナ感染症で亡くなられたらきっと哀しいはずです。そして、亡くなった人にうつしたあなたが、入院せずに軽度ですんでも本当に喜べるでしょうか。

不用意に動き回るということは、その可能性を増やしてしまうことなのです。今は我慢する時なのだということを、ぜひ理解してください。出来るだけ冷静に、そして自分を大切に、そして周囲の人を大切に考えてください。
 
◆ごまかされないで◆

この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。本当は誰もわからないのです。過去の類似のウイルスの経験のみですべてを語ろうとする危うさがあります。

そして専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道があります。

視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い時こそ、慎重に考えてください。

実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。

第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間はありません。

出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。
 
◆PCR検査の本当◆

医療関係者は、もうすでに感染のストレスの中で連日戦っています。その中で、PCR検査を何が何でも数多くするべきだという人がいます。しかしながら、新型コロナウイルスの PCR 検査の感度は高くて 70%程度です。

つまり、30%以上の人は感染しているのに「陰性」と判定され、「偽陰性」となります。検査をすり抜けた感染者が必ずいることを、決して忘れないでください。

さっさとドライブスルー方式の検査をすればよいという人がいます。その手技の途中で、手袋や保護服を一つひとつ交換しているのでしょうか。もし複数の患者さんへ対応すると、二次感染の可能性も考えなければなりません。

正確で次の検査の人に二次感染の危険性が及ばないようにするには、一人の患者さんの検査が終わったら、すべてのマスク・ゴーグル・保護服などを、検査した本人も慎重に外側を触れないように脱いで、破棄処分しなければなりません。

マスク・保護服など必須装備が絶対的に不足する中、どうすればよいのでしょうか。次の患者さんに感染させないようにするために、消毒や交換のため、30 分以上 1 時間近く必要となります。

テレビなどのメディアに登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか。そして、専門家という人は実際にやったことがあるのでしょうか。
 
◆胸部レントゲン検査やCT検査の困難◆

胸部レントゲン検査や CT 検査を、もっと積極的にしないのは怠慢だという人がいます。

もし、疑われるとした患者さんを撮影したとすると、次の別の患者さんを検査する予定となっても、その人が二次感染しないように、部屋全体を換気するとともに装置をアルコール消毒しなければなりません。

その作業は 30 分以上、1 時間近く必要となります。

アルコールが不足する中、どうすればいいのでしょうか。メディアなどで主張する専門家やコメンテーターは、そのようなことを考えたことがあるでしょうか。
 
◆医療機関の現状◆

今後感染のスピードが上がると、重症例も当然増えてきます。もし何百人もの感染者が同時に出れば、その人たちを病院で治療しなければいけません。

医療機関のベッドは、またたく間に埋まってしまいます。

それでも心筋梗塞や脳梗塞やがんなどの患者さんに対しては、いつものように対応しなければなりません。

今までと同じように医療は維持しなければならないのです。

軽症の人は、自宅や宿泊施設に移って静養や療養してもらい、少しでも新型コロナ感染症の人のために、病院のベッドを空けるなどの素早い行動が必要です。

そして、新型コロナ感染者の治療が終わり、社会復帰しても良いというときこそ、素早くPCR検査をやって確認し、ベッドを開けなければなりませ
ん。

そのためにも、少しでも時間が必要なのです。医療機関に時間をください。

コロナ感染者の増加を、少しでも緩やかなカーブにしなければ、医療は崩壊します。
 
◆医療機関への偏見や差別◆

皆さんは、咳をしたり、熱が出ていたりする人が近くにいたら、きっと嫌な顔をして、文句を言うか、離れていくことでしょう。

今この時も医療関係者は、コロナ感染の恐怖の中で戦っています。

戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、子供や孫、そして親はいます。

その愛する人たちに、うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職という使命の中で戦っています。

そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれないという、悲しみとも戦っています。

市中の診療所ならば、医師自身が罹ったら、当然一定期間休診にするばかりでなく、診療所のすべてのスタッフやその家族の心配もしなければなりません。

そして、自分の家族そのものに危害が及ぶことになります。

実際に病院の中で重症の患者さんの治療を毎日繰り返し繰り返し治療にあたり、家に帰っても人工呼吸器の音が耳から離れず、懸命にしている立ち向かっている医師や看護師の人たちのことを想像してください。

そんな恐怖といら立ちと、そしてストレスの毎日の中で生活しています。

わかってください。知ってください。理解してください。

感染が拡大すれば、誰もが感染者になります。

そのとき、偏見や差別を受けたらどんな思いをするのか、一人ひとりが賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決して傷つけないように、正しい情報に基づいた冷静な行動をするようにしてほしいのです。

まして、地域の医療機関の活動が差別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならないことでしょう。
 
◆一緒に戦いましょう◆

もう少し、もう少し我慢して下さい。

四週間、何か月いや一年以上になるかもしれません。

病と闘って生きていたいと、つらい治療と闘っている患者さんもいます。

生きていることだけでも幸せなのだと、ぜひ、ぜひ思ってください。

安易に外出して、密集、密閉、密接のところには絶対行かないでください。

あなたの行動が、新しい患者さんを作ってしまうかもしれません。

お願いします。

私たち医療従事者も、ストレスや恐怖に我慢して戦っています。

お願いします。

皆さんはぜひ、我慢と闘って、我慢してください。戦いは、長くてつらいかもしれませんが、みんなで手を取り合っていきましょう。
 
神奈川県医師会長 菊岡正和
 
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus

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